向付、形変わりもおもしろい、使い方はアイデア次第(a05.1.26)

閲覧頂きありがとうございます。こちらは陶磁器の紹介ブログです。販売サイトではありません。
Thank you for reading. This is a blog introducing ceramics. Not a sales site.
向付(むこうづけ)
懐石料理の折敷(おしき)と呼ばれる四角な食膳の中の位置からきた用語で、手前に対して向こうに据える(器、料理)意味です。
食べるときは器を持つため軽からず重からず、適当な大きさの範囲も自然と決ってきます。この要件をみたせば、どのような器も向付になります。
Mukozuke
It is a term that comes from the position in the square dining table called oshiki in kaiseki cuisine, and it means that it is placed on the other side (vessel, dish) in front of you.
When you eat, you can hold the tableware so it is neither light nor heavy, and the range of suitable sizes is naturally determined. If this requirement is met, any tableware will be mukozuke.



表情豊かな器たち
おかずを盛る基本の皿を揃えたら、 次は、和食器ならではの「風情や遊び心のある器」も 是非使いこなしてみたいものです。
ひとくちに皿や鉢、向付と名付けられた器でも 花の形、片口、折上げのあるもの、 脚の付いたものと、色、形、柄ともに本当に多彩。



こんな料理を盛りたいとイメージのわく器を選んでみてはいかがですか。
風情のある生地に、味わい深い染付、手仕事ならではの魅力に溢れる変形小皿。
貝型の生地に、その特徴的な味わい深い筆致で描かれた海老模様。






文吉窯 古染向付 貝型海老文
サイズ
約W18xH3.5cm
素材 陶器
生産地 石川県
雅な琵琶を形どった小皿です。



文吉窯 琵琶小皿
サイズ
W12.5 x D6.5 xH2.5cm
素材 陶器
生産地 石川県




絵付けの技は、すばらしい。
描かれた柄は上品。

亮 染付鹿 向付 ダンNo072898 有田焼 日本製
サイズ(cm):
Φ15×5.2
本体重量(kg):0.24
素材・材質:磁器
生産国:日本


少し深めの器を一般に鉢と呼んでいる。
鉢も向付も、器形としては寸法の大小以外に違いは無い。
ただ、向付は、かなり凝った形も嫌みにならないようだ。

有田焼 15cm 光琳山水画 なぶり 向付
長径 15cm
短径 15cm
高さ 5cm

赤っぽくさっぱりと垢ぬけした土、白っぽくねっとりした土、こんがりと狐色に焼きあがった土、まさに土そのものの表情をもつ唐津の陶土に、素朴ではあっても力強い鉄絵が描かれる。
野趣に富む唐津焼。地味ながらその味わいは深い。

あくまでも唐津!
唐津焼・絵唐津手塩皿・C・中村恵子《豆皿・6.5cm》
おおよそ
6.5× 6.5 × 高さ3.0cm





三徳六味、禅文化を基本理念に、和と洋とが交差する世界観を形にした器。
トラディショナルでありながらも美しいモダンさを讃えた六角小向付。

有田焼 ミスト黒飛ばし銀刷毛 長方六角小向付
サイズ 13.7×18.0xH3.3cm
素材 陶器
生産地 有田






細描九谷焼 三浦晃禎 九谷焼4.4号向付 青華色彩柘榴文
サイズ:
幅13.5cm×奥行10.5cm×高さ5.2cm
箱:桐箱
素材:磁器



土の色が感じられる陶肌に桜の色絵を施した京焼・清水焼の小鉢です。
反り鉢の縁のギザギザや透かし彫りなど手作りならではの器です。

京焼・清水焼 乾山写し 小鉢 向付
サイズ
高さ7センチ
口径10.5センチ
素材 陶器





梅型のような5方押のニュアンスも可愛らしく、上品で華やかな仕上がりです。
鳳凰が描きこまれた赤絵万暦の文様も味わい深い有田焼向付。

有田焼 灰釉渕万歴花鳥 五方押5寸向付
サイズ 15.7x15.7xH4.5cm
素材 磁器
生産地 有田焼



正統派の祥瑞が緻密に描かれた有田焼向付。
梅型のような5方押のデザインを生かして捻り文様に仕上げ、存在感と見応えのある力強くも上品な仕上がり。

有田焼 染付捻り祥瑞 五方押5寸向付
サイズ
15.7x15.7xH4.5cm
素材 磁器


土は、天草陶石です。
一般的に、白磁に使われる土にも鉄分は含まれるものですが、この天草陶石はとても鉄分が少なく、焼きが上がりがとても白くなります。
白磁・天草陶石:白瓷扁形向付・海老ヶ瀬保《小鉢・向付・15.5cm》
おおよそ15.5 × 14.5 × 高さ6.0cm



ビワ色の釉薬も美しい。

有田焼 枇杷溜り釉 蕗の葉型向付
【サイズ】
W22.0×D18.2×H4.4cm
【素材 磁器
【産地】有田焼


菱形を三つ重ねた形

松皮菱(まつかわびし)
松皮菱の向付
19.5 x 19.5 x 5.4cm
☆ 特選向付 ☆ 黒織部草紋 松皮菱向付

☆ 特選向付 ☆ 黒織部草紋 松皮菱向付
[ 19.5 x 19.5 x 5.4cm 530g ]
しずく型

有田焼 福泉窯 染付松竹梅 しずく型小付
サイズ 5.4cm×7.8cm×高さ3.7cm



志野の向付。草文が描かれています。
志野焼:志野袴腰向付B・瀧川恵美子《小鉢・12.5cm》
おおよそ12.5 × 10.0 × 高さ5.5cm





飽きのこない乱千筋の向付。
穏やかな花形のフォルムも可愛らしく、昔ながらの十草模様もすっきりとモダンな印象です。

有田焼 刷毛十草 八方なぶり向付(鉢)
サイズ 約φ13.8 x H5.5cm
素材 磁器
生産地 有田焼





切立(きったて)
主に茶懐石に使われる向付けは、汚れた端先が見えないように深めに作られてる物が多いもの。

まっすぐな立ち上がり、更に長角のデザインは、端正でいかにも日本の美しいうつわ。

重ねられる設計なので、保管の時にもサーブの時にも優秀です。
【サイズ】W9.3 x D5.6 x H5.5cm
有田焼 福泉窯 染錦銀彩印判手 長角3寸向付



有田焼 福泉窯 染錦銀彩印判手 長角3寸向付
【産地】有田焼
【サイズ】W9.3 x D5.6 x H5.5cm
【素材】磁器

有田焼 福泉窯 染付雲濃丸囲紋 枡形蓋付飯器(小)
サイズ 7.2cm×7.2cm×高さ6.2cm




切立
和食器の粋を凝縮した隠れ窯の于海シリーズ。

風情のある砂唐津のラインは、力強い勢いのあるフォルムと釉薬が織りなす景色もマッチした仕上がり。
サイズ φ13.4 x H5.5cm
隠れ窯 于海 砂唐津 向付

隠れ窯 于海 砂唐津 向付
サイズ φ13.4 x H5.5cm
素材 陶器


有田焼 福泉窯 染付変り松竹梅 繭型蓋物
サイズ 11.7cm×20cm×高さ6.9cm






高台皿
(こうだいざら)

上品な白青磁の高台皿。

涼しげで品の良い白青磁と、菊の花を模した美しいデザインも魅力。お刺身や、前菜のプレートに。
サイズ Φ15.4xH5.4cm
有田焼 青白磁 菊型高台向付





有田焼 青白磁 菊型高台向付
サイズ Φ15.4xH5.4cm
素材 磁器
生産地 有田焼



有田焼 染寸間取山水百景 桔梗高台小皿
サイズ
φ10.3×H3.5cm
素材 磁器
生産地 有田焼




楕円

椿のような花が一輪、さりげなく描かれた小付け。珍味入れに、箸置きに。


有田焼 赤一輪花 楕円珍味小付
【サイズ】W4.5 x D4.0 x H2.0cm
【産地】有田焼
【素材】磁器



梅(うめ)
正統派の赤絵万暦の文様には草花や竹が描きこまれた有田焼向付。
梅型のような5方押のニュアンスも可愛らしく、上品で華やかな仕上がりです。
時代にとらわれない完成度は、後世に引き継いで使っていきたいうつわです。
サイズ 15.7x15.7xH4.5cm
有田焼 灰釉渕地紋万歴花絵 五方押5寸向付

有田焼 灰釉渕地紋万歴花絵 五方押5寸向付
サイズ 15.7x15.7xH4.5cm
素材 磁器
生産地 有田焼
有田焼小皿。薄い生地の生地に、上品であでやか手鞠の文様がなんとも可愛らしい仕上がり。



有田焼 手鞠文 梅型小皿 – ひな祭り
サイズ
φ12.0 x H3.5cm
素材 磁器
生産地 有田焼





菊(きく)
菊型の仲付け。人気の高い菊割の染め付けは有田、その中でも長崎のみちかわ焼に近い繊細な筆致で、薄い生地も上品な仕上がり。
口の開いた朝顔型の小鉢のラインも綺麗です。和え物、杉盛りのお刺身など、お料理屋さん気分で上品に。
サイズ 約Φ8.3×H5.6cm
有田焼 筋入 菊型仲付 小




有田焼 筋入 菊型仲付 小
サイズ 約Φ8.3×H5.6cm
素材 磁器
生産地 有田焼

菊
洒落た菊型の小鉢に、優雅な草花が描かれています。縁に錆を施し、デザインに締りがあります。
優雅な染付草花模様の洒落た菊型小鉢。
サイズ:11×高さ3.5cm
有田焼 染付渕錆草花 菊小鉢



有田焼 染付渕錆草花 菊小鉢
産地:有田焼 窯元:晧洋窯
サイズ:11×高さ3.5cm

菊
菊割のフォルムも優しい印象で、あらゆる季節の小鉢モノを上品に演出します。
有田焼 福泉窯
サイズ:φ14.0 x H5.0cm
染付捻り祥瑞 菊割四寸鉢


染付捻り祥瑞 菊割四寸鉢
サイズ:φ14.0 x H5.0cm
素材:磁器
生産地:有田焼
桃山時代から生産される、唐津焼の一種である朝鮮唐津。黒釉と白釉を掛け合わせたバイカラーが特徴で、鉄釉と藁灰釉が滲んで掛け合わさった部分も見所のひとつ。自然な釉薬が織りなす景色も楽しい器です。
有田焼 朝鮮唐津 備前片口向付
サイズ W19 X D15.2 X H6.5cm
素材 磁器
生産地 有田焼



輪花

京焼清水焼の窯元、村田幸之介(六齋窯)の向付です。フチの輪花形状は成形技術の高さが伺え、牡丹の花絵と相まってまるでお花のような素敵な形です。
本作品は内側に七福神が描かれ、外側に色絵で大輪の牡丹が描かれていますが、内側の絵付けもすべて普通の筆で手描きで描かれています。

モチーフの有名な七福神は大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)の七つの神様の総称です。
「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。外側の牡丹には富貴などの意味がありますので、大変縁起が良いうつわです。
寸法:直径15cm×高さ6cm
京焼・清水焼 村田幸之介(六齋窯) 七福神輪花外ボタン向付





京焼・清水焼 村田幸之介(六齋窯) 七福神輪花外ボタン向付
寸法:直径15cm×高さ6cm
向付 青磁小鉢(有田焼)
[ 16 x 5.5cm 325 ] 260g

有田焼 15cm 光琳山水画 なぶり 向付


編笠
清水焼の窯元、秋峰の黄瀬戸編笠向付揃えです。懐石道具、日本に伝来する古染付の写しを京焼き清水焼の茶道具窯元が黄瀬戸で再現しました。
五客、1セットのお値段です。
寸法 縦15cm 横13cm 高さ5cm
京焼 清水焼 編笠向付揃 秋峰





京焼 清水焼 編笠向付揃 秋峰
寸法 縦15cm 横13cm 高さ5cm 化粧箱
シックな光沢を帯びた黒鉄砂の生地、シンプルで洗練されたフォルムもスタイリッシュそのもの。
和食器ながら、北欧スタイルのアイテムに加えたり、アジアンぽいアイテムと組み合わせたり、あらゆるスタイルのテーブルに馴染む優秀な仕上がりです。

六角小皿 黒鉄砂
【サイズ】
10×10.5xH2cm
【素材】
磁器


八角


錆絞りのブロンズの陶肌の景色もクールなシリーズ。
鈍く光った質感もモダンな印象で、ゴールドの刷毛目もスタイリッシュそのもの。
洗練された和の空間を演出します。
錆絞り雲ブロンズ刷毛 木甲八角渕皿
サイズ 18.7×18.7xH3.3cm
素材 陶器
生産地 有田


形式を整えて行う礼法を儀礼とも言う。
日本では「形」に重点をおき、おもてなしの心が原点にあります。
日本の礼儀作法は、相手の為に自分はどのようにしたらよいのか、人を大切に思う「心」を、どのように表現して伝えるかというところから発生しているのではないでしょうか。その礼儀の心を表現するやり方、方法が作法として築きあげられてきました。


菱形
時代や国境を超えて愛され続ける有田の染付けの醍醐味を堪能できるシリーズ。ベーシックな日本料理や日々の惣菜をもり立ててくれるのはやっぱりこんなアイテムです。
サイズ D10.5 x W16 x H 4.5cm
福泉窯 変り絵 菱形菊割向付


福泉窯 変り絵 菱形菊割向付
サイズ D10.5 x W16 x H 4.5cm
素材 磁器

菱型
【サイズ】W180 x D125 x H40mm
福泉窯 有田焼 有田染付けシリーズ 流水花 菱型菊割向付




福泉窯 有田焼 有田染付けシリーズ 流水花 菱型菊割向付
【サイズ】W180 x D125 x H40mm
【素材】磁器
菱型


時代や国境を超えて愛され続ける有田の染付けの醍醐味を堪能できるシリーズ。

サイズ W18 x D12.5 x H4cm
福泉窯 有田焼 有田染付けシリーズ 古染 菱型菊割向付

福泉窯 有田焼 有田染付けシリーズ 古染 菱型菊割向付
サイズ W18 x D12.5 x H4cm
素材 磁器



向付(むこうづけ)
向付は、懐石料理で飯碗と汁椀の向こう側、中央の、膳の上に置くのでこう呼びます。
お向こう(おむこう)とも呼ばれます。お茶の世界では甘鯛の細造りやナマスなどが盛られますが、料亭や会席料理ではお造りを向付として出すことが多くなります。
上手な組み合わせと盛りつけで、お客様を喜ばせる器あしらいをしたいものです。
おもてなしのときの向付は、汁椀とともに食事の初めに出すもので、食べる側は新鮮な心持で器を愛でます。ですから、好きな器の中でも、品格のあるもので、多少演出的なものの方が良いでしょう。器もごちそうのうち。
それゆえ、形変わりのものは演出効果も高く、おもしろみがあります。
向付は、和食器の華であり、古くから形のみならず、意匠や肌などに趣向をこらしたものがたくさん作られています。もてなす側の趣向や季節感を集約するのが、向付の役割で、招く人のセンスやこだわりが伝わる器です。
品よく演出するのに、向付は大きく2つに分類されます。
平向
向付にもあさまざまな形がありますが、浅めの形のものが平向(平向付)。懐石料理用でも、涼やかさがほしい夏には、染付や青磁、ガラスなどの平向を使う機会が多くなります。藍やガラスの器で涼を呼ぶ。
深向
向付に使える器で深めのものが深向(深向付)。
本来の懐石料理は秋から冬に、織部、瀬戸、唐津など土っぽい。あたたかみののある器肌のものを使い、こんもりと盛ってあたたかさを演出します。少し深みのある鉢は、とても出番が多いものです。ときには、器に合わせて料理を考える・・とても凝ったデザインのものも欲しくなりませんか。
いろいろな器を、上手な組み合わせで使ってみたいものです。
古染めつけの向付
古染めつけ(古染付)の「古」は、中国の明の時代の末期から清の初期につくられた染めつけと、そのあとの時代の染めつけと区別するためにつけられ、古染付と言ったら明末・清初の意味です。
向付(むこうづけ)は、懐石の料理を据える位置からきた用語で、手前に対して向こうに据える意味です。その料理をさすとき、その料理を盛ってある器を言うとき、向付に使える器一般を言うときもあります。
折敷(おしき)と呼ばれる四角な食膳の手前左に飯椀、その右に汁椀を据え、その二つを底辺とした正三角形の頂点にあたるところに。高台のついた皿形のちゃつ(楪子)と呼ばれる器に料理を盛って、向付として据えるのがフォーマルな形ですが、これは、かいぐ(皆具)といわれる一式揃いの黒の漆塗りの器を使った場合で、あまりにも改まった感じになります。
そこで、食膳に曲をつけるために、形の変わった器が向付として喜ばれたのです。器のうち側に反りがつけてあり、まんなかの真ん中の窪んだところに料理を盛るように作ってあるのは、日本から向付用に用途を説明して注文したものでありましょう。折敷はテーブル無しで畳に直接据えますので、食べるときには飯椀、汁椀と同様に左手で取り上げて、口許に近づけてでなければ食べられません。
必然的に持ちやすい器が要求されることになります。軽からず重からず、適当な大きさの範囲が自然と決まってきます。この要件を満たせばどのような器も向付になります。

魚型
有田焼染付の優雅で格調高い伝統美香る「さかな型」向付。
サイズ:18.2×9.5×高さ4cm
有田焼 濃花絵 魚型三つ足向付

向付と呼ばれる、あまり家庭用では聞きなれない言い方ですが、料亭や旅館などでは、主に刺身やなますを盛る器として使用されます。
「魚型」で三つ足、存在感のある形状です。また濃(だみ)と呼ばれる太い筆で塗る、熟練を必要とする技術が用いられており、味わい深さがあります。
家庭では、いろいろなものを盛ってみるのも楽しいかと思われます。
有田焼染付の優雅で格調高い伝統美香るさかな型向付。

有田焼 濃花絵 魚型三つ足向付
[商品情報]
産地:有田焼 窯元:伯父山窯
サイズ:18.2×9.5×高さ4cm
電子レンジ:使用可
食洗機:使用可
魚

文吉窯の人気の変形小鉢。
愛嬌のある表情の魚の染付は裏面などの細部にも木が配られ、見所たっぷり。
個性的ながらにトラディショナルな古典の意匠なので、和の空間に品格をプラスしてくれます。
サイズ W16×D10×H4cm
文吉窯 5.5寸向付 なまず





文吉窯 5.5寸向付 なまず
サイズ W16×D10×H4cm
素材 陶器
生産地 石川県

隅切(すみきり)
伊万里焼の優雅な染付絵柄の向付。
隅切の形をしています。
サイズ:14×14×高さ6cm
伊万里焼 染付山水隅切向付



向付とは、懐石料理において、膳の手前に置く飯と汁の両椀に対して、向こう側(奥側)に配膳される器で、なますや刺身を盛られる器です。
刺身以外にも、煮物や唐揚げなどを盛っても、重厚感があり、見栄えがします。


伊万里焼 染付山水隅切向付
産地:伊万里焼 窯元:寛右エ門窯
サイズ:14×14×高さ6cm
器もご馳走のうち
お祝いなど特別な日でなくとも、毎日の食事をいつも良い雰囲気で、おいしくいただきたいものです。
たとえ一人分の簡単な食事でも、素敵な器を取り合わせて盛り付ければ、豊かな食卓になるでしょう。
器使いのセンスも日々の食卓から磨いていきたいものです。そして、日々の暮らしがより豊かに楽しくなるような器使いをしていきたいものです。
共に暮らす愉しみ、心豊かな生活を。和食器との美しき対話をお愉しみください。
Tableware is also a treat
Even if it’s not a special day such as a celebration, you can always enjoy a good meal every day. Because tableware is used every day, I want you to enjoy your daily meal with your favorite tableware.
Even a simple meal for one person will be a rich table if you combine and serve nice dishes.
I would like to improve the sense of choosing tableware from the daily dining table. I also want to use tableware to make daily life richer and more enjoyable.
Please enjoy a beautiful dialogue with Japanese dishes.
変形の皿、鉢に盛る!
古くから和食器は、そのデザインの豊富さ、ユニークさが楽しめるのも、洋食器にない魅力のひとつです。様々な姿や形、様々な色や絵柄があるのがおわかりでしょう。産地の土が違い、釉薬が違い、それぞれに異なる風合いがあります。
お正月と季節の行事や道具をモチーフにしたもの、魚や野菜など素材をかたどったものと、実に様々です。日本料理の折々の恵みを生かした多彩さとともに、四季折々に多様な器もあるわけです。和の器は実にたくさんの表情をもっています。
すっきりとした盛りつけに、全体の輪郭に気を取られず、見込みの形が「丸か四角かで基本を考えます。懐紙やのりを敷いても、形を作りやすいですね。
特撰 もてなしの陶磁器 >>> (向付 むこうづけ) http://kmat3jp.club/1104mukoh.html

器の蘊蓄(うんちく)
一口に和食器と言っても、それぞれが様々な技法で制作、焼成され、季節や生活を織りなす文様が描かれています。
日本全国で作られる焼物。その地方ごとに、土や素地の細工、釉薬の種類、絵の描き方などもさまざまで、それぞれに風合いが異なります。産地や、技法や色柄の分類もあります。
また、使い勝手を考えたその形も多様にわたります。
技法、文様、形など器を理解することで、食器選びも楽しいものになります。
1.技法
●生地
現在和食器として使われているものは、誕生順に炻器(せっき)、陶器、磁器の3つに大別されます。
1)「炻器」は窯が造られるようになってからの焼物です。基本的には釉薬はかかっていませんが、生地に透水性がないことと、焼成温度が1100~1200度と高いので、固く焼き締まり、水もれしないのが特徴です。
成形後、乾燥させ、素焼きや施釉をせず本焼きをします。備前、常滑、万古、伊賀、信楽などがこの代表的な産地です。
焼き締めの器で、趣深い世界をお楽しみください。
2)「陶器」は、土ものと呼ばれています、吸水性がある粘土が使われ、この生地を素焼き、下絵付け、施釉の順に行って、1200~1300度で焼成します。
薩摩、唐津、織部、志野、萩、益子などが良く知られています。陶器は、生地と釉薬の収縮率の違いから貫入(かんにゅう)とよばれるヒビが入ることもあり、この景色も売りのひとつです。
3)「磁器」は、九州の有田で磁器の原料が17世紀に発見されたことに始まります。磁器は金属をほとんど含まない磁土が使われ、製品はたたくとキィーンと音がでるほど硬く、吸水性はありません。1300~1400度の高温で焼かれ、磁器に比べて薄手です。産地は有田、砥部(とべ、四国)、九谷などが有名です。
●釉薬
陶磁器の表面を覆っているのガラス質の被膜が釉薬です。釉や薬と呼ばれるものです。これは、焼成後はガラスと同じように硬くなり、耐酸性、耐アルカリ性の優れた性質をもっています。また、水漏れを防ぎます。また、釉薬は、色と光沢による装飾の役割も果たします。
穴窯、登り窯などの薪焼成で、薪の灰が器にかかり、高温で溶けてガラス質の被膜ができる。これが灰釉の原型になります。灰釉、長石釉、鉛釉の基本3種に、各種金属成分(鉱物など)を加えていろいろな釉薬は作られています。
この釉薬が、焼成中、窯のなかの酸素の多少や温度などで化学変化を起こし、様々な個性的な景色に発色します。
同じ釉薬を使っても、釉薬や生地の成分の微妙な違い、施釉量、焼成法、燃料といった様々な条件で発色のしかたが異なり、焼物も多彩な表現を可能にしています。
●絵付け
成形された生地に文様や絵を描く絵付けは、釉薬の下に描くものを下絵付け、上に描くものを上絵付けと言います。
下絵付けは、成形した生地を乾燥させ、一度素焼きしたものに直接絵付けをします。これらは、主に、コバルト(青系)、鉄、銅などの顔料で描かれ、上から透明釉をかけて高温焼成(本焼き)をします。
呉須(ごす)とよばれる酸化コバルトで絵付けした染付は藍色に、鉄絵で描かれたものは茶褐色から黒褐色に発色します。酸化銅は紅色に発色します。
上絵付けは、赤絵、色絵、五彩などで、本焼きした器の釉薬の上に筆で絵模様をつけます。使う絵具の「色数」は豊富です。有田の伝統的な赤絵などので最上質の赤絵具は数年かけて作られます。
また、下絵と上絵を併用することがあります。伊万里の装飾の技法や色鍋島がこの手法の代表です。高価な器でこの手法を使うものもあります。絵付けと焼成を数回~十数回繰り返すこともあり、唯一無二の色彩の芸術を作り出します。
2.文様
和食器に描かれる多岐にわたる文様のひとつひとつには、それぞれ意味や物語があるのがほとんどです。
文様の意味を知ることで、器選びもさらに興味がわくのではないでしょか。
1)自然・風景
日本の自然を写した文様、山、波、流水、雪、雲などが行く登場する文様です。
ふるさとの自然の豊かさや移り行く季節の情感を表しているのでしょう。
日本の季節感の豊かさは和の器に存分に生かされています。
2)吉祥
吉祥とは良いしるし、めでたいことという意味を持ち、喜びや瑞兆を表した文様です。
ご存知、松竹梅をはじめ、鶴亀、鳳凰などが使われます。打出の小槌はお金にまつわる物語ですね。
3)動物
日本では、馬や鹿、ウサギなど身近な動物を愛情をもって描くことが好まれました。
特に、ウサギは日本の説話にちなんで、月兎、向かい兎などさまざまな意匠が考案され、器の文様として根強い人気があります。
4)魚介
魚や貝も文様化されてきました。
エビは腰が曲がっていても跳ねる力が強いから長寿の象徴ともされています。
5)人物
唐子(からこ)のように唐風の衣装を着て、頭を剃り落とした童子や、中国の老人といった外国人のモチーフも昔から描かれてきました。
6)幾何学文など
複雑化した幾何学的な文様も昔から使われています。
網手は、漁で使う網の文様。市松、独楽などご存知の文様も多いと思います。
3.器の形
和食器には、さまざまな形があり、これもまた和食器の魅力のひとつです。
そして、その形を生かせる料理との出会いも楽しみです。
一尾魚を形よく盛るのに欠かせない長皿や半月皿。前菜数種類盛りなどにも似合います。
変形皿の舟形、楕円形なども目立ち、木の葉をあしらったりする盛りつけの演出も映えます。かまぼこを盛っただけでもおしゃれに見える器の力を生かして、日常にも使いたいところ。
料理好きの人なら、選ぶのがうれしい小鉢。あえもの、酢のもの、サラダなど小さなおかずに欠かせません。食卓に変化をつけてくれる存在です。
鉢、向付
少し深めの器を一般に鉢と呼んでいます。
向付は、小振りの鉢類をさし、会席(または懐石)料理で膳の奥(向こう側)に置いた料理をこう呼ぶことからきています。
鉢も向付も、器形としては寸法の大小以外は変わりはない。ただ、向付は小形だけに、かなり凝った器形も嫌味になりません。
現代の食卓では、さまざまな器形の向付が小鉢として用いられ、楽しまれています。

四方切
四方切と呼ばれる四方に形づけた器の内側に独特の洗練された技術で成形を行った有田焼小向付。クリーム釉に映える赤絵は、鮮やかな職人技が光る草花と網目、こなれた赤絵の美しさに惚れ惚れです。 時代にとらわれない完成度は、後世に引き継いで使っていきたいうつわです。
サイズ: 12.3x12.3xH7cm
有田焼 クリーム釉万歴花絵 四方切小向付

有田焼 クリーム釉万歴花絵 四方切小向付
サイズ: 12.3x12.3xH7cm
素材: 磁器
生産地: 有田焼
唐津焼・絵唐津草文角向付・中村恵子《小鉢・14.0cm》
おおよそ直径14.0 × 高さ6.3cm


変形の皿に鉢
半月(はんげつ)
夜空に浮かぶ半月を模した、自然を意匠化した形の器です。変形の皿は一見使いにくそうに見えますが、思いのほか料理が映え、折敷の中にも納まりが良い形です。
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八角(はっかく)
その名の通り八角形の器を指します。安定したデザインで、深さによっていろいろな料理の盛り皿や取り皿として活躍します。この形の器は、一辺を手前にして置くのが基本です。

切立(きったて)
胴がまっすぐ伸びたところが「切り立った」形を表現しています。この形の器を向付’むこうづけ)に使う場合は、中の料理が取り出しにくいので、つかみやすい「あえもの」などを盛るようにします。

四方(よほう)
正四角形の器の総称です。懐石の用語で「四方」と書いて「よほう」と読ませます。真四角の半紙に絵を描く要領で盛り付けるとバランス良く盛り付けることができます。


絵馬(えま)
祈願や報謝のために社寺に奉納する絵馬の形を模したものです。お正月や入学祝など、お祝いの席に用いられる形です。

菱(ひし)
菱の名は、池や沼に自生する水草の菱の実の形に由来します。菱形には、その角度で形の動きや印象が変わる伸びやかな明るさがあります。

隅切(すみきり)
四角形の器の四隅を斜めに切り落とした形です。皿の他、縁高や膳、折敷などにも多く見られる形です。四隅を自然に丸みをもたせて切り落としたものは、撫角(なでかく)、角丸(かくまる)と呼ばれています。
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州浜(すはま)
海に突き出した浜辺のことを州浜といいますが、これを上から見下ろした形を模しています。紋所にも用いられている伝統的な形ですが、どことなく愛らしさが漂います。
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楕円(だえん)
丸皿ばかりでは単調になりがちな食卓に変化を与えてくれるのが、この楕円形です。丸みのあるやさしい形の長皿には、オードブルの盛り合わせや焼き魚を盛り付けると映えます。
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亀甲(きっこう)
六角が亀の甲羅の形と同じところから亀甲と呼ばれます。季節を選ばない形なので、夏は涼しげに染付や青磁などを、また秋冬には赤絵や暖かみのある志野などを。

木瓜(もっこう)
植物の木瓜(ぼけ)を輪切りにしたときの断面とも、鳥の巣を真上から見下ろした形ともいわれています。楕円の四隅が内側に窪んでいる形で、食卓に取り入れやすい変形皿です。

輪花(りんか)
口縁部に規則的な凹凸や切込みを入れて、上から見て花形になるように成形したもの。上品でリズミカルな形が好まれ、基本の丸形に続いて鉢や皿、碗などに多用されています。
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瓢(ひさご)
昔、瓢箪はお酒を入れたり、水汲みに使ったりと生活道具のひとつでした。その形をそのまま模したものから、それとなくイメージさせるものまで形は千差万別です。
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開扇(かいせん)
扇を開いた形が開扇です。お正月やおめでたい席に使われます。扇の中心に品よく盛り付けられたら、扇面と同様に、扇の要が手前にくるように置きます。

梅(うめ)
梅の花の形そのまま写し取った形です。梅は、昔から東洋人に愛されてきた早春の花で、吉祥の意をもちます。一足早い春の息吹を演出するのにうってつけの器の形です。
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松皮菱(まつかわびし)
大きさの違う菱形を三つ重ね、外側を縁取った菱形の変形です。松の幹の外皮がこのような形に剥離するところからこの名があります。

半開扇(はんかいせん)
扇が半分開いた状態を模したのを半開扇と呼びます。向付をはじめとし、鉢、皿などに意匠されるおめでたい形です。半開扇の場合は、扇の要を右にして料理を盛りつけます。

菊(きく)
菊の花弁を立体的に描いたり、レリーフにした形を指します。形そのままが季節を表します。器そのものを一輪の花に見立てて秋の食卓に彩を添えましょう。

割山椒(わりざんしょう)
山椒の実が熟してはぜたように三方に深く切り込みが入っている形です。形状のおもしろさから懐石料理の向付によく用いられます。割れの一方を手前に置いて正面とします。
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扇面(せんめん)
扇は末広がりになっているところから、将来の繁栄、発展を願う縁起の良いおめでたい形です。この扇に貼る紙の形を写したのが扇面です。要側を手前にして料理を盛ります。

葉(は)
太古、柏の葉に食物を盛ったのが器の初めとされるほどで、笹、銀杏、葵、柏さどさまざまま葉の形を模しています。盛り付けるときは、葉先を左手に置くのが一般的です。

蛤(はまぐり)
蛤を模した貝形の仲間です。蛤は二枚貝で、元の一対でなければ決して合わないことから、夫婦円満の象徴とされています。ひな祭りの季節に登場させたい春を告げる形の代表です。

短冊(たんざく)
和歌を詠み記す短冊のような、細長い長方形の形の総称です。日常的にはあまりなじみがなく、茶懐石の席で用いられるおしゃれで趣のある形です。前菜を盛り付けるのが一般的。

分銅(ぶんどう)
分銅ははかりで重さを量るときに標準となる「おもり」のこと。左右を弧状にくびれさせた形には趣があり、茶の湯の席ではなじみ深い形です。
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綴目(とじめ)
器の外側の面が留め具などで綴じ合わせたようにデザインされた形です。どこかモダンな印象があるので、焼締など無地感覚の綴目の器なら、洋風の食卓にもマッチします。
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的皿(まとざら)
角皿の真中に、弓の矢を射るときの的を丸く描いた形の総称です。的の中心をポイントに、そこから料理を盛りはじめるとバランス良く盛ることができます。

笠(かさ)
昔、日除けや雨除けとして欠かせなかった「笠」が元の形です。器を逆さまにしてみるとなるほどと思えるでしょう。中央にあえものなどをつんもり(小高く盛って豊かに表現する盛りつけ)と盛ると盛り映えがします。

高坏(たかつき)
本来は供献用で、脚台がついた形を指します。古くは縄文土器にもこの形が見られます。脚部を手で握れるほど高くしたのが、酒杯の「馬上杯」です。

俎皿(まないたざら)
俎(まないた)の形をした、脚付きの皿のことです。平らで器面が広く、器自体に力強さがありますから、それに負けない料理をダイナミックに盛ると盛り映えします。
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結び(むすび)
主に恋文などの書状を巻きたたんで細くしたものを一つ結びにした形。変形のしゃれた形なので。食卓に変化をつかたいときに一つあると重宝します。

高台皿(こうだいざら)
皿や鉢の底に器を安定させるたもの台がついた形を高台皿といいます。歴史が古く、格の高い形ですが。向付や八寸として使われるのが一般的になりました。

額皿(がくざら)
文字通り額縁を模した形を指します。まず皿を見て、頭の中で絵を描いてから盛り付け始めるのがこの皿を使いこなすコツと言えましょう。
壺々(つぼつぼ)
京都の伏見稲荷で、初午の日などに売られていた土器が起源です。平底で、口が狭くなった李(すもも)形で、両手の手のひらの中でころがすと、「つぼつぼ」という音がするのがこの名の由来です。
手付(てつき)
把手がついた鉢の総称です。茶の湯では、もっぱら菓子器として、また懐石では焼物鉢としてよく使われます。把手は持たないのが鉄則。本体の底を持ち、手は飾りと心得ましょう。

盤(盤)
将棋や囲碁などの盤をかたどったのがこの形の始まりです。最近では、作家ものに多くみられ、盤の大きさもさまざまです。完全に平らな形なので、汁気のある料理には向きません。
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