器は料理の一部!砥部焼、親しみ易く用に即した質実で堅牢な器(c03.1.08)

砥部焼(とべやき)- 愛媛県
「厚い作りと簡素な絵付け。料理を引き立てる実用性」用に即した質実で堅牢な磁器、砥部焼を語るならこんなキャッチフレーズになるでしょう。
親しみやすく、使いやすい製品を作り続けています。ご家庭やお店の食卓や棚にあっても、とくにその存在を意識しないことが多いほどに道具性が高く、磁器より陶器に近い骨太さが身上です。
古くから砥石の産地だった砥部。砥石を使い18世紀から生産され始めた砥部の磁器は、ふたつの大きな特徴をもっています。
1)ひとつは他の産地の磁器と比べると重量感があること。やや作りが厚い。しかしそのためあきれるほど頑丈で、磁器にありがちな欠けやひびが入りにくい。これは砥部焼のほとんどの製品に言え、このことがそば屋やうどん屋などの飲食店で砥部焼を使うところが多いゆえんでもあります。
2)もうひとつは絵付けがさらりとしていること。アイボリーホワイトの素地に描かれる染付の清楚な味わい。染付の線は太く、さっさっと一筆書きのように走っており、余白の部分が多い。そこに、これもあっさりと赤線が入るくらいで、この簡素な絵付けが料理をひきたててくれます。
砥部焼の食器はあくまでも裏方に徹する。湯呑み、猪口、飯碗、コーヒーカップ&ソーサー、皿、丼、蓋物、片口など、砥部焼の食器はいろいろな種類がありますが、とりわけ唐草文様の「くらわんか茶碗」は、独特な形でひと目でそれとわかるロングセラーになっています。
Introduction to Tobe-yaki Ware >> http://www.tobe-kanko.jp/en/product/tobeyaki/tobeyaki.html
What makes Tobe ware unique is its beautiful white ceramic texture, which appears to let light pass through.
さらりとした絵付け
存在を意識しない日常の器たち


詳細は下記参照ください
骨太の砥部焼の茶碗、丼
いろえ金彩のどんぶり やきしめ柄のどんぶり
砥部焼の呉須で描かれたモダンで勢いのある手書きの染付文様
※呉須とは酸化コバルトを主成分とした鉄・マンガンを含む鉱石を粉末にしたもので、陶磁器の染付に使われる。



詳細は下記参照ください
砥部焼は、暖かみのある白さで厚く重いが、その分頑丈な磁器
砥部焼





砥部焼誕生物語
奈良・平安時代から、砥部・外山の砥石山から切り出される砥石は、「伊予砥」と呼ばれ、中央にもその名は知られていました。
東大寺の「正倉院文書」には、観世菩薩像造立の料に、「伊予の砥」を用いたことが記されています。
江戸時代、砥部は大洲藩に属しており、伊予砥の生産も盛んに行われていました。
その頃、伊予砥の販売を一手に引き受けていた大阪の砥石問屋・和泉屋治兵衛は、天草の砥石が磁器の原料となることを知り、大洲藩に、伊予砥の屑石を使って磁器を生産することを進言しました。
和泉屋からの進言を受け入れ、大洲藩の加藤泰候は、安永4年(1775年)に家臣加藤三郎兵衛に「磁器」生産の創業を命じました。
成功までの道のりは決して楽なものではありませんでした。
何回かの試焼を行い、本焼を行いましたが、地肌に大きなひびが入ってしまいます。何度繰り返しても同じでした。肥前の陶工たちは愛想を尽かして、故郷に帰ってしまいました。その様子を見ていたのが、筑前の陶工信吉でした。信吉は、失敗の原因は釉薬原料の不良にあることを丈助に教えました。丈助は早速筑前に出かけ、新しい釉薬を探し求めました。
そして、2年半後の安永6年(1776年)についに白磁器の焼成に成功したのです。
お茶碗
干し柿をモチーフにデザインされた、かわいらしく人気の柄です。
約 径11.5cm×高さ6.3cm
【砥部焼 中田窯】吊るし柿の茶碗


中田窯さんらしい素朴な風合いのお茶碗。中田窯さんの代表的な絵柄「吊るし柿」。干し柿をモチーフにデザインされた、かわいらしく人気の柄です。大小の吊るし柿が、お茶碗を囲むように11個ぶら下がっています。荒土の素地ですので、表面に小さな粒がある部分や粒上のへこみがある部分もあります。
麦ごはんも似合います。
使うたびにほのぼのとした気持ちになれる絵付け。厚手で丈夫お茶碗だから、末永くご愛用いただけます。毎日のご飯茶碗にぴったり。


【砥部焼 中田窯】吊るし柿の茶碗
サイズ: 約 径11,5cm×高さ6,3cm
重さ・容量:210g~230g前後
色・特徴:やや青みがかった白磁 表面にプツプツとした小さな点々
緑掛かった茶色の染付け、落ち着きある赤い絵付け
砥部の代表的窯元・梅山窯の皿
中深皿
砥部焼らしくなめらかな厚手の白磁。リムが額縁の役目となり料理を引き立ておいしそうに。
径15.5cm×高さ3.2cm前後
【砥部焼 梅山窯】赤太陽の縁付深皿(5寸)


リムが特徴の直径15.5cmくらいの深みあるお皿。
砥部焼らしくなめらかな厚手の白磁。お皿の高さは3.2cmくらいで、深さは2.2cmくらい。程よい深みがありますので、汁気のあるお料理にも重宝します。
リムが額縁の役目となり料理を引き立ておいしそうに。直径に対して平らな部分が少ないので、数種類の料理を盛る取皿としてよりも単品の料理の取皿に向いています。
深みがあるのでマリネや南蛮漬けなどにも安心してお使いいただけます。フルーツなどのデザート皿としても素敵です。


【砥部焼 梅山窯】赤太陽の縁付深皿(5寸)
サイズ:径15.5cm×高さ3.2cm前後
重さ・容量:270~280g前後
色・特徴:なめらかな白磁 赤の上絵付け
大ぶりなご飯茶碗
ほんのり青み掛かったなめらかな白磁に、赤と藍色のコントラストがきれい。
約 径15.5cm×高さ8cm
【砥部焼 梅山窯】ごす赤線の茶漬け碗

おおぶりのお茶碗でお茶漬けをいっそう美味しく。白磁に映える赤と青がきれい。直径15.5cmのお茶碗。たっぷりとお茶漬けを楽しめる大きさ。なめらかな白磁に赤と藍色のコントラストがきれい。大ぶりのお碗に盛ると、いつものお茶漬けもごちそうに。



【砥部焼 梅山窯】ごす赤線の茶漬け碗
サイズ: 約 径15.5cm×高さ8cm
重さ・容量:340g?380g前後
色・特徴:ほんのり青み掛かったなめらかな白磁
藍色の染付:赤の上絵付け
長角皿
小さめの切り身の焼き魚や卵焼きなど、数種類の小さなおかずを盛り合わせても。手軽にきちんとした雰囲気になるので、朝食の際にも活躍します。
23~23.5cm×7.8cm×高さ1.5cm前後
【砥部焼 梅山窯】ごす赤線の布目細角皿(7.8寸)

23cm×8cmの小さめで細長い形が特徴の布目角皿。高さは1.5cmくらい。フチが立ち上がっていますので、少々汁気のあるお料理にもお使いいただけます。
手づくりのため完全に底をフラットとすることは難しく、食卓に置いた際に手で押すと少々カタカタとする場合もございます。
フチが立ち上がっているので、マリネや南蛮漬けなど汁気のあるお料理にも重宝。


【砥部焼 梅山窯】ごす赤線の布目細角皿(7.8寸)
サイズ: 23~23.5cm×7.8cm×高さ1.5cm前後
重さ・容量:220~240g前後
色・特徴:ほんのり青味掛かった布目の白磁
藍色の染付け、赤と緑の上絵付け
小丼
唐草に赤絵の縞を施しています。ころんと丸みあるかたちのお碗だから、麺類に小丼にと活躍。
約 径12.8cm×高さ7.2cm
【砥部焼 千山窯】赤線唐草の丸碗
赤線唐草の丸碗

手描きらしい伸びやかな唐草にあたたかみを感じます。赤ラインがさりげない華やかさ。砥部焼・千山窯の丼鉢。
ころんとした丸みあるかたちのお碗。藍色と赤の絵付けが、白磁によく映えます。手描きらしい伸びやかなタッチ。
器の高さは7cmくらいです。少しの麺類をいただきたい時にちょうどいい大きさ。ぽってりとした砥部焼だから、あたたかい麺類もいっそう美味しそうに引き立ちます。


【砥部焼 千山窯】赤線唐草の丸碗
サイズ:約 径12.8cm×高さ7.2cm
重さ・容量:340g 前後 ・ 550ccぐらい
色・特徴:なめらかな白磁 藍色の染付、赤の上絵付
砥部焼の和食器 【砥部工房 唐草】
多様鉢
朱色の線がさりげない彩りに
約 径14cm×高さ4.8cm前後
【砥部焼 梅山窯】赤線の多用鉢(4.7寸)

器の外側には、白磁に映える朱色のラインが引かれています。
器の高さは5cmくらい。4cmくらいの深みがあります。浅鉢としても深皿としてもお使いいただける器です。
シンプルな絵付けならではの、美しいコントラストが素敵。料理を選ばす和洋中と多用途に使える器です。朱色の線がさりげない彩りに。

【砥部焼 梅山窯】赤線の多用鉢(4.7寸)
●赤線の多用鉢(4.7寸)
●サイズ:約 径14cm×高さ4.8cm前後
●重さ・容量:270~300g前後
●色・特徴:なめらかな白磁 藍色の染付け、赤の上絵付け
リム付中皿
幅広いリムが特徴の直径19cmのお皿。広めのリムが料理を豪華に。レトロな雰囲気も素敵。
約 径19cm×高さ3.5cm
波模様のリム付皿(6寸) 中田窯

和洋中とあらゆる料理に大活躍。
ひとり分の炒め物や揚げ物などの単品の料理を少し少なめに盛りたい場合に重宝するサイズです。
少し深みがあるお皿なのであんかけ料理やロールキャベツにも。ほどよい深みがあるので、多少汁気のあるお料理にも対応できます。
砥部焼らしく厚手の丈夫なお皿です。





波模様のリム付皿(6寸) 中田窯
商品名:波模様のリム付皿(6寸)
サイズ:約 径19cm×高さ3.5cm
重さ・容量:380g~430g前後
色・特徴:ほんのり青みがかった荒土の白磁 表面に大小の鉄点
藍色の染付、縁の部分は鉄色
そばちょこ
砥部焼の代表的な技法「染付」を大切にしながら、江戸時代の古砥部の文様を参考に考えられた器です。
径8cm×高さ6.7cm前後
花垣文の古砥部そばちょこ 陶彩窯

直径8cmの定番サイズの蕎麦猪口は、陶彩窯・長戸裕夢(ながとひろむ)さんの作品。
懐かしさのなかに不思議と新しさも感じる蕎麦猪口です。
花の咲く木でつくられた垣根の「花垣(はながき)」をモチーフにした文様が、器を囲むように彩ります。高さは6.7cmくらい。そばちょこの深さは6cmくらいです。
大きすぎず小さすぎず、使い勝手のいいサイズです。気軽にスープカップとしても。 また、フリーカップとして焼酎や日本酒に、コーヒーや緑茶にといろいろな飲み物のカップとして重宝します。その他にデザートカップとしても素敵。プリンやヨーグルトやアイスクリーム、あんみつなどに。 お洒落な使い方楽しめます。






花垣文の古砥部そばちょこ 陶彩窯
サイズ:口径8cm×高さ6.7cm前後
重さ・容量:125g~135g前後 ・ 200cc/ 8分目で140ccくらい
色・特徴:ほんのりグレー掛かった鉄点が入った磁器
表面に細やかな貫入。渋みある赤と、茶系の藍の染付。
縁付の小鉢サイズ
直径16cmの広めのリムが特徴の鉢。鉄分を混ぜた素地を使っているので、表面に大小の鉄点が表れて味わいがあります。
径16cm×高さ5.5cm前後
【砥部焼 皐月窯】しのぎの縁付鉢(5寸)

手描きらしい染付も魅力。
丸みある小鉢に3.5cm幅のリムが囲んだような形の鉢です。鉢の高さは5.5cmくらい、料理を盛ることができる部分のうつわの深さは3cmくらいです。
直径は16cmですが、実際に料理を盛ることができる部分は直径9cm×高さ3.5cmと小鉢サイズ。
リムが付いたお洒落なかたちの小鉢だから惣菜をさっと盛ってもいつもと違ったイメージに。少しの量を盛り付けても見映えよく引き立ててくれるかたちです。漬物や煮物や酢の物などの普段の料理を気軽に素敵に演出してくれます。


【砥部焼 皐月窯】しのぎの縁付鉢(5寸)
●サイズ:径16cm×高さ5.5cm前後
●重さ・容量:270~290g前後 ・ 140ccくらい
●色・特徴:やや青みがかった荒土の白磁 表面に大小の鉄点
藍色の染付
縁付深皿
リムが特徴の直径15.5cmくらいの深みあるお皿。砥部焼らしくなめらかな厚手の白磁。
径15.5cm×高さ3.2cm前後
【砥部焼 梅山窯】流れ菊の縁付深皿(5寸)

ひとり分の副菜にも活躍するリムが付いた素敵なお皿。趣感じる文様は和でも洋でもおモダンでお洒落。
程よい深みあるかたちだから汁気のある料理にも重宝します。リムが額縁の役目となり料理を引き立ておいしそうに。直径に対して平らな部分が少ないので、数種類の料理を盛る取皿としてよりも単品の料理の取皿に向いています。深みがあるのでマリネや南蛮漬けなどにも安心してお使いいただけます。
お皿の高さは3.2cmくらいで、深さは2.2cmくらい。程よい深みがありますので、汁気のあるお料理にも重宝します。シンプルでお洒落なお皿ですので、和洋中といろいろな料理に大活躍してくれます。
また、フルーツなどのデザート皿としても素敵。
砥部焼は磁器なのでフォークも気兼ねなく使えるところも魅力です。お皿の縁が立ち上がったかたち。
リム部分は幅1.3cmくらい平らな部分は直径8.5cmくらいとなります。
手描きらしい筆使いが素敵な「流れ菊」の文様が3ヶ所描かれています。和モダンな絵付けが素敵です。







【砥部焼 梅山窯】流れ菊の縁付深皿(5寸)
サイズ:径15.5cm×高さ3.2cm前後
重さ・容量:270~280g前後
色・特徴:なめらかな白磁 藍色の染付け
かわいい和柄が素敵。 お料理がいきいきと華やぎます。
径22cm×高さ3cmくらい
彩り紋の花皿(7寸)

陶房遊とうぼうゆう
1人分のハンバーグやコロッケなどを盛るのにちょうどいい大きさ。普段のお料理もこのお皿に盛るだけでいきいきと楽しく感じます。
花のような形、和柄のパッチワークのような絵柄がとても素敵な22cmサイズのお皿。
「彩り紋の花皿」は大きさが3種類(5寸・6寸・7寸)ありますが、7寸が一番大きいサイズとなります。






【砥部焼 陶房遊】彩り紋の花皿(7寸)
彩り紋の花皿(7寸)
サイズ:径22cm×高さ3cmくらい
重さ・容量:550g~560gくらい
色・特徴;象牙色の白磁、藍色の染付け、赤・緑・黄色の上絵付け
楕円大皿
38cmの楕円皿。布目の肌合いに染みわたる大胆な唐草模様が印象的。
40cm×28cm×高さ3cm
【砥部焼 梅山窯】
からくさの布目楕円大皿(尺2寸)

大勢の集まりの時に重宝する38cmサイズの楕円大皿。毎日使う器ではありませんが、おもてなしの時など持ってよかったと思える大皿です。
いろいろなお料理を盛り合わせても素敵。お刺身や揚げものも盛り合わせ、サンドイッチを盛ってもいいです。こんな大皿があると、いざというときとても重宝します。
大胆におおらかに描かれた唐草模様が印象的な器。料理を豪華にいきいきと見立ててくれます。ぺたんと平たい大皿。







からくさの布目楕円大皿(尺2寸)
サイズ:40cm×28cm×高さ3cm
重さ・容量:1500g前後
色・特徴:布目がついた白磁 藍色の染付け
正角皿
特別な日やおもてなしの際に、テーブルの主役となる28cm角の布目皿。
径28cm×28cm×高さ2.2~2.5cmくらい
【砥部焼 梅山窯】
からくさの布目正角皿(9寸)

料理が豪華に映えるので1枚あるととても重宝♪テーブルにメリハリできて素敵な演出を楽しめます。
大勢の集まりの際の、炒め物や揚げ物などの大皿料理に活躍してくれる28cm×28cmの正方形の角皿。料理が豪華に引き立つので、特別な日にも重宝します。
こんな大皿が1枚あると、おもてなしの時にもテーブル主役となり和洋中といろいろな大皿料理に大活躍してくれます。味わいある布目がお料理を引き立たせてくれます。ぺたんと平らなお皿ですが、縁の部分が立ち上がっているので、料理を盛りつけやすい形です。






からくさの布目正角皿(9寸)
サイズ:径28cm×28cm×高さ2.2?2.5cmくらい
重さ・容量:1150g?1250g前後
色・特徴:ほんのり青味掛かった布目の白磁 藍色の染付け
中鉢
なめらかな白磁に藍色の濃淡をいかしたシンプルな染付が素敵な中鉢。
径18cm×高さ5.5cm前後
青線の広鉢 (6寸)

中華料理にも。シンプルな絵付けだから和洋中と大活躍。いつもの料理も器を変えてみるだけでお洒落な印象に。
底から縁に向かって広がりあるかたちが美しい。器の高さは5.5cmくらいです。凛としたなかにも手描きらしい味わいある器。
いろいろな料理に活躍。底の平らな部分は4cmほど。口径は18cmくらいです。
濃いめの藍色と薄めの藍色のラインが美しくお皿を彩ります。シンプルな中にも凛とした力強さがあります。






岡田陶房 おかだとうぼう
青線の広鉢(6寸)
サイズ:径18cm×高さ5.5cm前後
重さ・容量:325g~350g前後
色・特徴:なめらかな白磁、藍色の染付け
砥部焼の進歩
白磁器焼成の成功の後も、絶え間なく技術が改良されてゆきます。
釉薬はこれまで筑前から取り寄せていましたが、杉野丈助は三秋(伊予市)で釉薬の原料石を発見しました。これまでのように、釉薬を遠方から取り寄せる必要がなくなり安定した釉薬の供給ができるようになりました。
また、文政元年(1818年)、五本松の向井源治は「川登陶石」を発見しました。これまでのやや灰色がかった磁器から、より白い磁器を作ることが可能になり、砥部焼の7割が海外に輸出されるようになり、販売が増えました。
向井和平が製作した「淡黄磁」が、明治26年にシカゴ博覧会で1等賞を受賞。砥部焼の名は世界に知られるようになり、大正に入ると、砥部焼の輸出比率が7割を超えるようになりました。
昭和28年、民芸運動の推進者柳宗悦、バーナード・リーチ、浜田庄司らが砥部を訪れ、機械化されている他の産地に比べ、手仕事の技術が残っていることを高く評価しました。
また、昭和31年には陶芸家の富本憲吉(文化勲章受賞)も訪れ、砥部焼の近代的デザインを後押しします。
砥部焼は昭和51年に、陶器の世界では全国6番目に、「伝統的工芸品産地」として指定されました。伝統的な砥部焼の技法は、今も受け継がれていますが、最近では、女性や若手陶工の手による伝統的な技法にこだわらないモダンで新鮮な作品も多くなっています。
砥部焼の魅力としては何よりも手作りで使い勝手が良いこと、また値段が手ごろで厚手に仕上げられた堅牢性が日常使用に適していることがあげられます。
これからも手作りの良さを受け継ぎ、窯元の個性を生かした、使う人のニーズに合った焼き物が次々と送り出されてゆくことでしょう。
「くらわんか茶碗」は、手になじみ、とても使いやすいため、江戸時代から普段使いとして庶民に愛されている磁器製の雑器。その素朴な風合いは食卓の豊かさにつながります。
くらわんか茶碗とか、くらわんか碗(くらわんかわん)と言います。長崎県の波佐見焼、愛媛県の砥部焼、大阪府の古曽部焼などの製品に伝存されています。

大きすぎず程よいサイズの上品な染付が素敵なお茶碗。
径12cm×高さ6cm前後
【砥部焼 陶彩窯】小梅文の古砥部茶碗(大)

砥部焼の代表的な技法「染付」を大切にしながら、江戸時代の古砥部の文様を参考に考えられた器です。
お茶碗としては厚手ですので、普段使いとしても気兼ねなくお使いいただけます。使いやすい大きさ。鉄点が入った素朴な風合いのお茶碗だから、白いご飯が艶やかに引き立ちます。毎日のお茶碗にぴったり。



【砥部焼 陶彩窯】小梅文の古砥部茶碗(大)
サイズ: 径12cm×高さ6cm前後
重さ・容量: 190g~210g前後 ・ 320cc
色・特徴: ほんのりグレー掛かった鉄点が入った磁器、表面に細やかな貫入。藍色の染付、鉄色の縁
見た目はちょっと小ぶりのようですが、深みもあるので麺類が1人前はいります。
径16cm×高さ8.5cm
【砥部焼 梅山窯】太陽柄の丼鉢(5.2寸)

なめらかな白磁が料理を一段とおいしそうにしてくれる。カツ丼や親子丼などの丼物に・・うどんやラーメンなどの麺類にと大活躍してくれる形。

【砥部焼 梅山窯】太陽柄の丼鉢(5.2寸)
サイズ:径16cm×高さ8.5cm
重さ・容量:400g前後
色・特徴:なめらかな白磁 淡い藍色の染付け
丼
ひとふでひとふで丹精に描かれた美しい絵付けがみごとな作品。重厚感のなかに楽しさも感じます。
径14.5cm×高さ8cm
【砥部焼 西岡工房】いろえ金彩のどんぶり

丼物にうどん、ラーメンにと多用途に使えるまあるい形。見かけはそれほど大ぶりではないのですが、うどん、そばなどの麺類がちょうど1人前入ります。
【砥部焼 西岡工房】いろえ金彩のどんぶり
サイズ:径14.5cm×高さ8cm
重さ・容量:530g前後
色・特徴:象牙色の白磁、藍色の染付け、赤・黄・緑・金彩の上絵付け
半月のやきしめ柄が3ヶ所ほどこされ、その間のきれいなグリーンの絵付けが挿し色になっています。器の魅力を高めます。
径14,5cm×高さ8cm
【砥部焼 西岡工房】やきしめ柄のどんぶり

丼物にうどん、ラーメンにと多用途に使えるまあるい形。見かけはそれほど大ぶりではないのですが、うどん、そばなどの麺類がちょうど1人前入ります。重ね塗りされたような絵画のように深みある柄に魅かれます。
【砥部焼 西岡工房】やきしめ柄のどんぶり
サイズ:径14,5cm×高さ8cm
重さ・容量:530g前後
色・特徴:象牙色の白磁、藍色の染付け、臙脂・茶・黄土・緑・黒の上絵付け
ひと目でわかるロングセラー
くらわんか茶碗
高台が大きく高くつくられた「くらわんか」と呼ばれる形のお茶碗。直径約12.5cmの大きめサイズです。
径12.5cm×高さ7cm前後
蛸唐草の くらわんか茶碗(大)
千山窯(せんざんがま)

なめらかな白磁に映える染付。
ご飯が美味しそうに引き立つぽってりと大きめのお茶碗。高さは7cmくらい。安定感ある形。なめらかな白磁に蛸唐草の染付がモダンです。あたたかみある白磁に手描きの味わいある絵付けが、ご飯を美味しそうに引き立ててくれます。
いかにも手描きらしいあたたかみある筆使い。蛸唐草の絵付けは熟練の方でもとても手間暇かかる絵付けです。








蛸唐草のくらわんか茶碗
サイズ:径12.5cm×高さ7cm前後
重さ・容量:260g~280g前後
色・特徴:なめらかな白磁、藍色の染付け
蓋と持ち手、注ぎ口は絵付けをせずに白磁を残しています。
最大幅15.5cm・径8.5cm×高さ11cm
太陽柄の切立急須 梅山窯

シンプルなかたちに手描きらしいやさしい筆使いの絵付けが魅力。
やさしい絵付が人気。おもてなしにも家族との集いのときにも。すとんと円柱型の急須。注ぎやすさを考えて作られた注ぎ口。手作りの急須としては水切りはいい方です。




太陽柄の切立急須 梅山窯
サイズ:最大幅15.5cm・径8.5cm×高さ11cm
重さ・容量:390gくらい ・ 400cc
色・特徴:象牙色の白磁 藍色の染付け
玉ぶち鉢
器の中にはおおらかに潔く描かれた絵付け。「ひとつからくさ」と言われる絵付けですが、砥部焼の白磁によく似合います。
径19cm×高さ7cm
内からくさの玉ぶち鉢(6寸)

まあるい玉ぶちが料理をおおらかに包み込んで。
梅山窯(ばいざんがま)
砥部焼らしい大胆な唐草の染付が魅力的な鉢。とっても料理が映える素敵な器です。手描きの染付は味わいがあります。煮物やサラダなどを盛るのにちょうどいい深み。



内からくさの玉ぶち鉢(6寸)
サイズ:径19cm×高さ7cm
重さ・容量:635gくらい
色・特徴:象牙色の白磁、藍色の染付け
器もご馳走のうち。
お祝いなど特別な日でなくとも、毎日の食事をいつも良い雰囲気で、・・おいしくいただきたいものです。
たとえ一人分の簡単な食事でも、素敵な器を取り合わせて盛り付ければ、豊かな食卓になるでしょう。
器使いのセンスも日々の食卓から磨いていきたいものです。
砥部焼、独特の文様
布目に染みた唐草模様が味わい深い角皿。メイン料理のお皿としてもお洒落。
23.7cm×14cm×高さ1.3cm
からくさの布目角皿 (7.5寸)

24cm弱×14cmの布目の素地が特徴の長角皿。お料理が美味しそうに映える唐草の絵柄が印象的。
からくさの布目角皿に盛ると、お寿司も美味しそうに♪お刺身を盛ってもよく似合います。
砥部焼らしく厚手のお皿ですが、高台がないので高さがなくぺたんとしています。
ソテーやフライ、天ぷらなどのメイン料理のお皿としても丸皿とは違った印象になって、お洒落。
朝食にもおすすめです。卵焼きや和え物など普段のおかずを盛り合わせ、おにぎりを盛って、ワンプレートとしても。
洋風な使い方も斬新で素敵。おつまみを盛り合わせてもいいですね。




からくさの布目角皿 (7.5寸)梅山窯 ばいざんがま
商品名:からくさの布目角皿(7.5寸)
サイズ:23.7cm×14cm×高さ1,3cm
重さ・容量:470g~510g前後
色・特徴: なめらかな布目の白磁 藍色の染付け
手づくりの角皿です。布目に染みる唐草。料理がより味わい深く、取皿としても素敵。
14.5cm×12cm×高さ1.3cm前後
からくさの布目角皿(4.6寸)

高さは1.3cmくらい。ゆるやかに少しフチが立ち上がっていますので、少々汁気のあるお料理にもお使いいただけます。フチの部分の淡い藍色の染付もお洒落。
卵焼きなど普段のおかずを盛り合わせても美味しそうに引き立つので、朝食の際にも重宝します。小さめの切り身の焼き魚やおひたしなどにも。
洋食も似合います。サラダやオードブルを盛っても素敵♪
角皿が食卓にならぶと、丸皿とは違った印象になってお洒落です。

からくさの布目角皿 (4.6寸)
商品名:からくさの布目角皿(4.6寸)
サイズ:14.5cm×12cm×高さ1.3cm前後
重さ・容量:240?250g前後
色・特徴:ほんのり青味掛かったた布目の白磁、藍色の染付け
和モダンな角プレートは洋食を盛っても素敵。おしゃれな演出を楽しんで。
砥部焼らしく厚手のお皿です。縁がなだらかに立ちあがっているので汁気のあるお料理にもご利用いただけます。
約 18.5cm×18.5cm×高さ2.3cm
からくさの角プレート(6寸)

からくさの角プレート(6寸)
正方形の18cmサイズ角皿。上品に1人分のお料理を盛るのにもとても重宝する大きさと形です。
砥部焼らしく厚手のお皿です。縁がなだらかに立ちあがっているので汁気のあるお料理にもご利用いただけます。
チキン南蛮を盛って。少なめの1人分のお料理を盛るにもいいサイズ。切り身の焼き魚のお皿としてもぴったり。揚げ物などの普段のお料理もお洒落に演出してくれます。
おおらかに描かれたからくさ模様が印象的。手描きらしい大胆な筆使いは、お料理をいきいきと見立ててくれます。





からくさの角プレート(6寸)
商品名: からくさのプレート皿(6寸)
サイズ: 約 18.5cm×18.5cm×高さ2.3cm
重さ・容量:約 500g~530g
色・特徴:なめらかな白磁、藍色の染付け
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